建築工事費をアップさせる要因

注文住宅の建築工事費用は主に以下の要因で、アップいたします。企画・計画の際はこれらに留意して進めると、不要な価格の上昇を防げます。

①内装材:内装材の費用はピンからキリまでで、その価格費は1:10までになることも珍しくありません。内装材の選定に関しては、設計士や工事業者ともよく相談して進めるのが賢明です。

②設備機器:設備機器も内装材と同様にピンからキリまでで、その価格費は1:10までになることも珍しくありません。設備機器の選定に関しても、設計士や工事業者ともよく相談して進めるのが賢明です。

③敷地に接する前面道路の幅員:敷地に接する道路幅が狭くなるほど、施工効率は悪くなり、それに伴い坪単価(平均価格)もアップするため、相場から算出した予算から離れてしまうことも珍しくありません。東京都内では、土地から購入する場合、道路幅員の狭い土地での狭小地(それに伴い狭小住宅)となり易く、注意して購入するようにしてください。

④敷地の地形:敷地の地形が不整形であったり、細長いウナギの寝床のような形状であったり、敷地延長であった場合、やはり施工効率は悪くなり、建築工事費はアップいたします。特に狭小地では注意が必要です。

⑤複雑な形状の設計:設計する住宅が、凸凹であったり、複雑な屋根形状、単一形状でない外観などは、施工効率が悪くなり、コストアップに繋がります。

⑥準耐火建築物としなければならない場合:防火の制限から、準耐火建築物としなければならない場合、大きくはありませんが建築工事費はアップいたします。設計の際、設計士に相談して、可能であれば、準耐火建築物にしなくても可能な方法はないか相談してください。

耐火建築物としなければならない場合:防火の制限から、耐火建築物としなければならない場合、建築工事費は大幅にアップいたします。この制限に関しては土地から購入される場合、特に注意してください。できれば防火地域に指定されている土地の購入は避けるのが賢明です。