東京都内における、全ての一戸建て注文住宅・狭小住宅・長期優良住宅・デザイン住宅に関する建設費用のデータ(相場価格:平均総額)と、弊社における建設費用のデータを以下の表に掲げます。
弊社の場合(土地所有の場合に限る)、住宅の仕様は、構造材・内装材・設備機器とも全て大手ハウスメーカーの標準仕様と同等品で、平均として坪単価は約75万円となっており、これは東京都内の全平均坪単価(土地所有の場合)97万円の約25%減となります。
このため、厳しい予算での住宅取得も可能となっております。
弊社がこのように建築費用を低くできる要因は、住宅建設にサプライ・チェーン・マネジメント(供給連鎖管理)を適用し、設計から施工までをワンストップによる情報化住宅建設を行っていることに因ります。尚、弊社の住宅の仕様は大手ハウスメーカー標準仕様の住宅と全く同じであります。
<弊社における建築費用データ算出対象地域>千代田区・中央区・港区・渋谷区・新宿区・目黒区・世田谷区・杉並区・品川区・大田区・文京区・台東区・荒川区・北区・豊島区・板橋区・中野区・練馬区 江戸川区 葛飾区等
土地所有の有無 | 延床面積(㎡) | 延床面積(坪) | 費用総額(万円) | 坪単価(万円) |
土地を所有している場合 | 125.30 | 37.90 | 3,687 | 97 |
土地から購入する場合 | 106.20 | 32.12 | 2,628 | 82 |
(*2) 2018年度 住宅金融支援機構 フラット35 利用者調査データより抜粋
延床面積 | 建築工事費 | 坪単価 |
25坪 | 2,000万円 | 80万円 |
---|---|---|
30坪 | 2,250万円 | 75万円 |
35坪 | 2,555万円 | 73万円 |
40坪 | 2,800万円 | 70万円 |
延床面積 | 建築工事費 | 坪単価 |
25坪 | 1,875万円 | 75万円 |
---|---|---|
30坪 | 2,100万円 | 70万円 |
35坪 | 2,380万円 | 68万円 |
40坪 | 2,600万円 | 65万円 |
【3階建住宅が2階建住宅よりも建築工事費の坪単価が高くなってしまう要因について】
一般に3階建住宅のほうが2階建住宅よりも建築工事費の坪単価は高くなってしまいます。これは主に以下の要因によります。
①3階建住宅では設計の際、2階建住宅では要求されない構造計算・構造設計が要求されてしまう。この構造計算・構造設計の費用がコストとして反映される。
②東京都内における3階建住宅では、殆どの場合において、2階建住宅では不要な地盤改良工事が必要となる。
以上が主な要因です。
【東京都内における注文住宅の建築工事費が平均坪単価(相場)97万円と高くなってしまう要因について】
現在、東京都内における注文住宅(延床面積38坪前後)の建築工事費の平均坪単価は97万円前後となっております。このように、東京都内において、建築工事費が高くなってしまう要因を以下に掲げます。
①東京都内では職人(大工等)の人件費が高い ②狭い道路・渋滞の多い道路のため、建材等の搬入に手間が掛かりコストアップに繋がる ③防火の規定が厳しく、玄関ドア・窓・外壁材・造作材がそれぞれ割高になる。
以上が主な要因です。
それでは、どうやってコストダウンを図るかといいますと、
①の職人(大工等)の人件費が高いことについては、なかなか難しいと思われます。何故なら、人件費を削ってしまうと、職人を集めることができず、労働力がなくなってしまい、施工が実施できなくなってしますからです。
②狭い道路・渋滞の多い道路のため、建材等の搬入に手間が掛かりコストアップに繋がることについては、工夫の余地があります。特に幅員の狭い道路では、ここを上手に工夫することにより、コストダウンが図れます。建材の調達を、インターネットでの通販と、工事実施場所に近い建材店の併用、道路交通量データから最適な運搬時刻の設定などにより、コストダウンが実施可能となります。
③防火の規定が厳しく、玄関ドア・窓・外壁材・造作材がそれぞれ割高になることについても、コストダウンは難しいと思われます。これらの建材を使用しないで工事を施工してしまった場合、建築基準法違反となってしまい、完成した住宅を適法なものに修正しなければならなくなるからです。